Remastered Series
Umvd Import
Umvd Import
困ったなあ・・・と思っている。というのは、英デッカ、米ロンドン時代のストーンズ作品を網羅している点は素晴らしいのだが、この16枚のラインナップは米国盤のラインナップである一方で、英米盤2種類が存在する作品は英国盤が採用されている点が、ややバランスを欠いているように思われるからだ。ただ、それにしても見過ごせない魅力のあるボックスセットだ。70年のローリングストーンズレコード設立後、ビートルズ解散もあり、唯一無二のビッグバンドとして君臨する以前の、ブリティッシュロックバンドとしての「栄光の二番手時代」の若々しい姿が、このボックスセットには完全密封されている。音質に可能な限り磨きがかけられているのもポイント。もしかして、米国盤収録のボックスも出るかな? そしたらそっちの方がいいかもしれない。
CD Singles Collection
Parlophone
Parlophone
Help!のモノラルテイク!がCDで手に入るのは、このボックスだけ。公式CD化されているのトラックをすべて集めたいコアなファンにとってはこれだけでも価値があるでしょう。彼らのテイク違いの楽曲は沢山ありますが、Johnのヴォーカルの処理がステレオヴァージョンとはかなり異なり、一聴の価値有り。但し、マニア向けです。みんなの為のボックスではないゆえ評価は星3つ。
Multiselection Box Set
Capitol
Capitol
¥ 50,066
通常3~5週間以内に発送
音楽を積極的に聴くようになったころ、すでにビートルズは解散していたので、僕はリアルタイムでこのグループの曲を聴いてはいない。でも、このままきちんと聴かずにいるのはなんだかもったいないな、そんな気がしてこのボックスセットを買って聴いてみたのだった。このセットは、黒い合板のようなもので作られた、ガレージのシャッターみたいに開け閉めする箱に入って送られてくる。英語版のラフでライトな解説冊子が同封されていて、ぼちぼち読める。
仕事をしながらくりかえし聴いてみた。
そのバリエーションの豊かなことに僕は驚いた。あたりまえかもしれないけれど、「Let it be」だけじゃないんだと、あらためて感心した。40年ほども前の録音なのに、とても新鮮に耳に届いてくる。
これはビートルズの全集というよりも、音楽をつくることに関する壮大な実験の記録なのではないか、という気がする。バロックやクラシック、プレスリーやインド音楽まで、60年代までにできあがっていた音楽を使い、アレンジを繰り返すことによって「新しく聞こえる」音楽をつくりだそうとしたのではないか。ビートルズというシステムは、それを実現するためのラボラトリーだったのではないか。その実験の結果がこのCDボックスにはぎっしりと詰まっている。もう、なにからなにまで、それはまるで百科事典のように。